カネカ 潜熱蓄熱材 PATTHERMO®(パッサーモ) は、カネカの蓄熱材配合技術により融解温度が約-70℃~+50℃までの温度領域にて、潜熱を発揮することを意図して設計されています。一般的に、蓄熱材とは、文字通り「熱を蓄える材料」のことであり、カネカ潜熱蓄熱材パッサーモは固体・液体間で相変化する際に大きな熱エネルギー(潜熱)の授受を行います。
このような相変化物質は、一般的にPhase Change Materialの頭文字を取りPCM(ピーシーエム)とも呼ばれています。また、0℃より高い温度領域に融解温度がある相変化物質を「蓄熱材」、0℃以下の温度領域に融解温度がある相変化物質を「蓄冷材」や「保冷剤」とわけて呼ぶこともあります。
パッサーモは、発泡スチロールなどで成型された断熱容器と組み合わせることで、医薬品、医療機器、試薬、化学品、精密機器、細胞など様々な製品の物流資材「TACPack®(タックパック )」として用いられているばかりでなく、輸送以外の用途でもご使用いただいております。
カネカ潜熱蓄熱材 PATTHERMO® Pシリーズ
融点(℃) |
約5℃ |
約10℃ |
約15℃ |
約20℃ |
約25℃ |
約30℃ |
約35℃ |
約40℃ |
グレード |
P5 |
P10 |
P15 |
P20 |
P25 |
P30 |
P35 |
P40 |
融点(℃) |
グレード |
約5℃ |
P5 |
約10℃ |
P10 |
約15℃ |
P15 |
約20℃ |
P20 |
約25℃ |
P25 |
約30℃ |
P30 |
約35℃ |
P35 |
約40℃ |
P40 |
カネカ潜熱蓄熱材 PATTHERMO® Fシリーズ
融点(℃) |
約3℃ |
約5℃ |
約10℃ |
約15℃ |
約20℃ |
約23℃ |
約25℃ |
約35℃ |
約37℃ |
グレード |
F3 |
F5 |
F10 |
F15 |
F20 |
F23 |
RF23※ |
F25 |
F35 |
F37 |
融点(℃) |
グレード |
約3℃ |
F3 |
約5℃ |
F5 |
約10℃ |
F10 |
約15℃ |
F15 |
約20℃ |
F20 |
約23℃ |
F23 |
RF23※ |
約25℃ |
F25 |
約35℃ |
F35 |
約37℃ |
F37 |
※RF23 は水を主成分とした無機蓄熱材です。
カネカ潜熱蓄熱材 PATTHERMO® CVシリーズ
融点(℃) |
約-2℃ |
約-5℃ |
約-10℃ |
約-20℃ |
約-25℃ |
約-27℃ |
約-50℃ |
約-70℃ |
グレード |
CV-2 |
CV-5 |
CV-10 |
CV-20 |
CV-25 |
CV-30 |
CV-50 |
CV-70 |
融点(℃) |
グレード |
約-2℃ |
CV-2 |
約-5℃ |
CV-5 |
約-10℃ |
CV-10 |
約-20℃ |
CV-20 |
約-25℃ |
CV-25 |
約-30℃ |
CV-30 |
約-50℃ |
CV-50 |
約-70℃ |
CV-70 |